=  コーチ (2)  
  長男も野球をしてきているので、今までいろいろなコーチを見てきた。

  5年前はエクスポズ。コーチはPeter、Eric、Ken。このKen は前出のKenとは別人。

  チームは8歳と9歳。だから、「楽しく」がモットー。半分保育園の先生のような感じ。どのコーチも優しく接している。

  4年前はブルージェイズ。コーチはPeter、John、そして、Lorne。途中から私も加わった。

  Peter は普段はとても温厚な人だ。しかし、野球の試合となると結構アグレッシブになる。

  John はいつも大きな声で子供たちにハッパをかける。そして、子供が自信を持つように、ポジティブに言う。

  Lorne はキャッチボールのとき、「肘をもっと上げて!」としか言わない。子供とキャッチボールをするわけでもなく、ノックをしてやるわけでもない。野球道具を出したりしまったりすることもしない。なーんにもしない。それだったらコーチに名前を連ねるな、と思う。

  このときのチームはリーグで優勝を果たした。でっかいトロフィーをもらい、各選手の家に2週間ずつ順に持ってかえって飾ったことを思い出す。

  3年前はMariners。Rob と私がコーチ。

  Rob は優しいコーチだった。大きな声を出したことがない。こちらでは日本のように大声で怒鳴るようなことはまったくしない。
星飛雄馬の親父の一徹のように厳しい人はいない。日本ではそこかしこにいるのに。

  2年前はDaryl。彼はオールスターのヘッドコーチでもあり、野球を良く知っている。自分も子供のときにリトルリーグでプレイしていて、活躍したようだ。新聞に載った写真と記事を、奥さんが見せてくれたことがある。

  彼は負けん気が強く、いつも勝とうとする。だからキーポジションにはいつも上手な子を置く。そして、その子たちはあまりベンチ入りをしない。逆に下手な子はベンチにいることが多い。

  私はこのやり方が好きではない。オールスターの試合ならもっともなやり方だが、レギュラーシーズン中はいろいろな子をいろいろなポジションに配置して経験させてやるべきだ。でないと一部の子だけが野球が楽しく、他はつまらないではないか。

  彼の息子は去年のシーズンから野球を止めてしまった。親がそのスポーツに長けていたし、あのような性格だから、子供に厳しくしすぎたのかも知れない。親の期待がプレッシャーとなって辞めてしまうというパターンはどこにもあるのだなあと思う。

  去年はHarryと私。

  彼の息子はあまり野球が上手くない。Harry が息子のレベルに合わせて練習させようとするので助言した。

  「Harry、 もう少し厳しくしないと他のチームに勝てないよ。」

  コーチが自分の子供を中心に考えるとよくない。親である前に、チームのコーチであるべきだ。12人の選手がすべて自分の子供だ。それぞれが伸びていくように考えないと。。。

  考えが異なるコーチがいるとやりにくい。

  「船頭多くして、船進まず」

  いろいろな考えがあるのはわかる。チームとしてどうするのが最善か。。。

  悩みは尽きない。。。


おーい、Walter(6)。 試合を見ろよ!
 
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